4月17日の診療時間の変更
2015年4月15日 / ☆お知らせ
4月17日(金)は午後のみの診療です。
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2015年3月24日 / ☆小鳥の病気
鼻汁、くしゃみを主な症状とする鼻腔粘膜の炎症です。
原因
鼻炎の原因は実にさまざまです。飼い鳥の鼻炎の原因で多いのは細菌感染で、マイコプラズマ、クラミジア、真菌の感染による鼻炎がもしばしば発生します。感染症以外では、異物や刺激物の吸引、腫瘍、アレルギーが考えられます。
症状
鼻炎の鳥に最もよくみられる症状はクシャミです。 これはご家族が気づきやすい症状ということもあって、鼻炎で来院する鳥の多くが示している症状です。しかし、鳥たちは健康でも日常的にクシャミをする習性があるために、その見極めをしっかりする必要があります。 クシャミ以外の症状としては、鼻汁、鼻閉や鼻孔周囲の腫(は)れなどがみられます。また、鼻閉のためにテールボビング等の呼吸困難症状がみられることがあります。
診断
クシャミや鼻汁など鼻炎を疑う症状があり、鼻汁中や鼻腔洗浄液に炎症性白血球が多数みられる時には鼻炎と診断されます。原因を特定するために細菌培養や遺伝子検査を行うことがあります。
治療
治療は原因によって異なりますが、一般的には抗菌剤の投与から始めます。鼻汁や鼻腔洗浄液を培養して原因細菌を検出したり、薬剤感受性検査で使用薬剤を決定します。抗菌剤の投与で効果がみられない時は、真菌感染を疑って抗真菌剤を試験的に投与することがあります。投薬の効果が十分でない時は鼻腔洗浄が効果的な場合があります。
©みやぎ小鳥のクリニック
*本解説は、下記の参考文献および当院での実績を基に構成・編集したもので す。出典表記のない図、写真はすべて当院オリジナルです。
【参考文献】
・小嶋篤史著「コンパニオンバードの病気百科」(誠文堂新光社)
・海老沢和荘著「実践的な鳥の臨床」NJK2002-2007(ピージェイシー)
・Harrison-Lightfoot著「Clinical Avian Medicine VolumeⅠ-Ⅱ」
2015年3月24日 / ☆小鳥の病気
動脈硬化とは動脈の壁が厚く硬くなった状態のことです。
原因
血管の壁の内膜にコレステロールが付着し、やがて脂肪が沈着し、血管内腔が狭くなり、血栓や潰瘍をつくります。その結果、狭心症、心筋梗塞、大動脈瘤、脳梗塞、腎梗塞などが発症します。
鳥の動脈硬化発生の危険因子として、加齢、メス、運動不足、高脂肪食、繁殖疾患、肝疾患、ボウシインコ、ヨウム、オカメインコの報告があります。
症状
動脈硬化症の最も多い症状は突然死です。その他、呼吸困難、不活発、不全麻痺や虚脱のような神経症状を示します。しかし、多くの動脈硬化症の鳥は無症状なため、生前の診断は困難です。
診断
動脈硬化症を生前に診断することは困難です。多くは、血中脂質の増加やX線検査、症状から総合的に暫定的診断をします。現在最も診断能力が高い検査はCTスキャンですが、実際は死後の剖検で発見されることがほとんどです。
治療
脂質異常症が関連している場合が多いので、血中の脂質を下げる薬剤の内服が第一です。高脂肪食を常食している場合には食事内容の改善や肥満対策がたいへん重要です。脂肪肝による肝障害を併発している場合も多く、複合的な治療となることが多いです。すでに心臓負荷や呼吸困難を呈している症例では、入院下での酸素療法が行われますが、予後不良となるケースが多いです。
©みやぎ小鳥のクリニック
*本解説は、下記の参考文献および当院での実績を基に構成・編集したもので す。出典表記のない図、写真はすべて当院オリジナルです。
【参考文献】
・小嶋篤史著「コンパニオンバードの病気百科」(誠文堂新光社)
・海老沢和荘著「実践的な鳥の臨床」NJK2002-2007(ピージェイシー)
・Harrison-Lightfoot著「Clinical Avian Medicine VolumeⅠ-Ⅱ」
2015年3月24日 / ☆小鳥の病気
鳴管炎は鳥類特有の発声器官である鳴管の炎症です。
原因
鳴管炎の原因の多くは、細菌、真菌、ウイルス、クラミジア、マイコプラズマなどの感染によります。
症状
鳴管は発声器官で、哺乳動物の声帯に当たる部分ですので、「声が出ない」や「声がかすれる」といった症状で気づかれることが多いです。進行すると呼吸困難となり、スターゲイジングや開口呼吸がみられます。
診断
鳴管炎の存在は、特徴的な症状と、X線検査で鳴管部分の不透過性亢進で疑われます。原因となる感染症の検索には、培養や遺伝子検査が利用されます。
治療
原因が特定できれば、原因に対する治療と共に消炎剤などによる対症療法を行いますが、初期治療として抗菌剤、抗真菌剤や消炎剤を同時に使用するカクテル療法が行われることが多いです。症状が重く、呼吸困難がある時には、ストレスの少ない吸入治療が行われます。
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*本解説は、下記の参考文献および当院での実績を基に構成・編集したもので す。出典表記のない図、写真はすべて当院オリジナルです。
【参考文献】
・小嶋篤史著「コンパニオンバードの病気百科」(誠文堂新光社)
・海老沢和荘著「実践的な鳥の臨床」NJK2002-2007(ピージェイシー)
・Harrison-Lightfoot著「Clinical Avian Medicine VolumeⅠ-Ⅱ」
2015年3月23日 / ☆小鳥の病気
飼い鳥にみられる心臓疾患には、うっ血性心不全、心内膜炎、心筋疾患、心膜疾患、動脈硬化症などがありますが、通常は生前の確定診断は困難なので、一括して心臓病として治療・管理が行われます。
原因
心不全の発生要因には、加齢、心筋不全、感染症、高血圧、高血糖、脂質異常症、寒冷、慢性発情などがありますが、ほとんどの飼い鳥で病因は調査されていません。
症状
多くの心臓疾患の症状は共通していて、呼吸困難、テールボビング(尾の上下)、咳、いねむり、チアノーゼなどがみられます。
診断
やX線検査から暫定的診断を行います。X線検査
では心臓の拡大や肺の不透過性が確認できます。
動脈硬化症では、大動脈の明瞭化が明瞭化がみら
れることがあります。症状が重く、緊急性がある
場合には試験的投薬によって仮診断することがあ
ります。
治療
近年は肥満や脂質異常症から動脈硬化症や他の心臓病を発症しているケースが増え、食事管理や血中脂質を下げる薬を使用することが増えました。その他に血圧を下げる薬や、強心剤、利尿剤などの投与で病状の改善、維持を図りますが、完治は困難です。症状が重く、開口呼吸やスターゲイジングなど呼吸困難症状がある場合には、まず酸素吸入や吸入治療をして安静に努めます。検査や処置のためであってもにむやみに触れることは致命的です。
予防
脂質異常症、肥満、高血糖が心臓病の大きな危険因子であると考えられていますので、食事管理や発情抑制、適切な運動によってこれらを予防することが大切と思われます。
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*本解説は、下記の参考文献および当院での実績を基に構成・編集したもので す。出典表記のない図、写真はすべて当院オリジナルです。
【参考文献】
・小嶋篤史著「コンパニオンバードの病気百科」(誠文堂新光社)
・海老沢和荘著「実践的な鳥の臨床」NJK2002-2007(ピージェイシー)
・Harrison-Lightfoot著「Clinical Avian Medicine VolumeⅠ-Ⅱ」